1980~90年代、
バブル全盛期のMTBやMTBパーツには素晴らしい物が多数ございますが、
困ったことにバブリーなペイントやカラーの物が多すぎて・・・
派手なペイントのフレームは嫌いではないのですが、
パーツまで色物をふんだんに使用するのはチョット恥ずかしいです。。
基本的にはワンポイントで色を差す位がちょうど良い気が致します。。
そんな訳で、
使いたいけど派手すぎて使えない部品を使えるように。。
久しぶりの” アルマイトは剥離 ”をいたします。。
本日は・・・
” Avid Ultimate Brake Lever ”
精度の高い作りとスムーズな動作で、
なかなか高価な代物なのですが、
どっから見ても” ウルトラマン ”に見えてしまいます。。
シルバー×レッドアルマイト・・・
おめでたい感じです。。
先ずは全バラにいたします。。
アルマイトを落とすと強度が下がるのと、
サイズ(厚み)が変わってしまうので注意しないといけません。。
力の掛かる部分なので不安ですがやってしまいます。。
レバーのピボット部分にはシールドベアリングが圧入されております。。
無理に取るのは危険そうなので、
この部分は後からペーパーをあてて落とします。。
部品に着いている油分を洗い流して準備完了です!!
ここで必要なのが剥離剤ですが、
” パイプユニッシュ ”などの配管に詰まった汚れを溶かす液体です。。
それ系の物なら何でも良い気がします。。
以前行った際には水で半々に薄めた液体に部品を漬けたのですが、
かなりの時間が掛かったので、
今回は原液に投入。。
待つこと15分・・・
泡に包まれながら8割ほど色が落ちます。。
注) この時” 毒ガス ”が発生するらしいので換気をいたしましょう!!
一度水洗いをして様子を伺い、
もう少し漬けておいたりします。。
やり過ぎるとアルミ自体が溶けてしまうので程々に。。
その後” サンポール ”的なトイレ用洗浄液に漬け込みます。。
そうすると残ったアルマイトも落ちるし、
アルミ素材の酸化を防ぐ事が出来るらしいです。。
ホントか判りませんが今回はこの方法でやってみました。。
で、
9割3分5厘ほど色が落ちたら水で洗い流して、
ペーパーを掛けたり、
コンパウンドで磨いたりで・・・
完成!!
これで使える色になりました!!
さよなら、ウルトラマン・・・
ただ、
アルマイト分の厚みが無くなるので精度は確実に落ちています・・・
ついでに・・・
ド紫色だった物も剥離して使いやすい部品になりました。。
当時の人気だったパープルやレッドアルマイトの部品が過剰在庫になってきていますので、
必要な時には剥離してゆきます!!
初めての方はパーソナルコンピューターで検索すると親切に教えてもらえます。。
死なない様に気をつけましょう!!