この度、
晴れて納車となりましたのはコチラの車両です。。
80年代初頭の国産MTBフレームがベースとなりました。。
このフレームの最大の特徴である” クロス・シートステー ”。。
旅行車の世界では重量積載を前提とする” キャンピン車 ”などに用いられるフレームの強度を増す為の作りで、
MTBの世界だと” GT ”の” トリプル・トライアングル・フレーム ”がメジャーだと思います。。
そのフレームを限りなく黒に近いブラウンメタリックに再塗装していただきストックしておりました。。
本来” 汚物好き ”のわたくしは再塗装を好まないのですが、
元々の塗装状態が長年の使用によるヤレ方というよりは、
保管時の大きなスリキズが多かったので再塗装となりました。。
大切に使い込まれた物には歴史と重みを感じます!!
そんなフレームを通勤と街乗りメインの仕様で組み上げました。。
フロントはトラブルが少なく見た目もスッキリなシングル仕様で、
チェーン脱落と裾の巻き込み防止の為にアウターをガードに加工。。
仕様変更し易いようにトリプル用クランク。。
ハンドル周りも当時の部品でスッキリと。。
” NITTO PEARL ”とシム付きライザーバーの組み合わせは大人な感じがして好きです。。
フレームが綺麗に仕上がった塗装なので、
パーツも当時の新品や程度の良い物を選んで組んだのですが、
ヘッドパーツも新品の” TANGE MTB-225 ”を入れました。。
耐久性や部品供給を考えてホイールは7s時代のカセット仕様に。。
7s時代の新品部品も市場には出回ってこなくなりましたが、
当店のメインはこの辺りなので・・・
カンチブレーキは国産では一番素晴らしいと思う” DIA-COMPE ”の物を。。
サドルはこれから気合を入れて使い込んで頂くであろう” FUJITA ”の革サドル。。
昔の革サドルは木で出来ているのかと思うくらいに硬いのですが、
近年の直ぐ馴染み直ぐ伸びて直ぐ切れる高級革サドルと違い、
長年に渡り愛用して頂けるのかと。。
わたくしと同い年のオーダー靴職人のオーナー様。。
雰囲気も良く合い末永く乗っていただければと思います!!